綺麗な月と愛の話 4
↑から見て頂けると話が分かります。
泣いている私を見た婚約者は驚いていました。
その日はとても会話をできる状況ではなかったので翌日に頭と感情を整理しきちんと話をしました。
今までのこと、これからのこと・・・
婚約者は、このまま予定通り結婚をしてもいいと言ってくれました。また今後の浮気も黙認すると
私には何も言う権利は無かったので婚約者の決定に従うと伝えました。
しかし優しい彼女は言いました。
「それでいいのか」
「しっかり考えてくれ」と
それから1日時間をもらい考えて、考えて、考えて、考えて、私は・・・
別れを婚約者に告げました。
多分私はこのまま結婚しても浮気を繰り返すだろう、そしたら婚約者をまた悲しませてしまう。
朝帰りする度に彼女は悲しい顔で私を迎える。そんな関係は終わらせたほうがいいと、それが私が出した答えでした。
今思えばどこかで歯車が1つ違っていたら結果は変わっていたのかなと思います。
たらればの話になりますが、
婚約者にプロポーズしたときにすぐ入籍していれば、彼女に出逢わなければ。私が性欲の無い人間だったら。
当時の私は別れてから負の感情でいっぱいでしたし後悔もしました。
しかし今は心の整理がついて前向きに、楽観的に物事を考えています。これが運命だったんだと・・・
聞こえはいいかもしれませんが、結局私がこの結果を招き、全て私が悪いのは自覚しています。
私は彼女と婚約者の心を傷つけた最低の人間です。
ただこんな私が幸せになれるチャンスが今後あるのなら、それにしがみつきたい。それを確実にものにしたい。
だから、また1から幸せを掴むために私は今日も街に繰り出します。
楽しかった想い出と
悲しかった記憶と
未来への期待を胸に