綺麗な月と愛の話 2


綺麗な月と愛の話 1 - drag22のブログ

 

↑の続きです

 

 

彼女と付き合う前に、婚約者とは4年と半年交際をしており、そのうちの殆ど、約4年は同棲をしていました。

 

 

婚約者とは学生時代のバイト先で出会い、相手から好意をむけてくれました。連絡先を渡され、2、3回飲みに行きました。

 

 

 

飲んだ帰り道、婚約者から「散歩しよ」と言われ、それから1時間ほどかけ、隣の駅の私の家へ行きました。

 

 

 

忘れもしない学生最後の3月、私から想いを伝え、2人は恋人になりました。

 

 

 

それからすぐに私は就職しましたが慣れない社会人生活時代も婚約者は私を支えてくれました。今振り返っても仕事は過酷で辛いものでした。

 

 

 

始発から二つ目の電車に乗り、23時くらいに帰宅する生活。特に楽しいこともなく、職場の人とも話は合わず・・・。

 

 

 

しかし、自分の中で最低1年は頑張ろうと思っていたので1年働きました。その間、帰りの遅い私の代わりにら、料理や家事を婚約者はしてくれました。

 

 

 

その後、退職して3カ月ほどニートをしていたときも、婚約者は私のことを捨てず。優しく接してくれました。

 

 

 

たまたまお金が無くて入った派遣会社、その派遣先で社員登用で受かり上場企業の正社員になりました。

 

 

 

その時に婚約者が自分のことのように、私の就職をとても喜んでくれました。その時のことは今も、そしてきっとこれからも忘れないと思います。

 

 

 

婚約者を幸せにしたいと思い、正社員になった次の月に私は彼女にプロポーズをしました。

 

 

 

婚約者からポジティブな返事が返ってきた時、

私は感動してぼろぼろ泣きました。

 

 

 

私を認めてくれたことに。

私を捨てなかったことに。

私を愛してくれたことに。

 

 

 

私は今でこそ地元の同窓会には顔を出しますが、私の学生時代には心から信じられると思っていた友人は少なかったです。

 

 

 

よく同級生に

「人の気持ちがわからない」

「何を考えてるかわからない」

と言われ続けてきました。

 

 

 

しかし婚約者と出逢ってからそのように言われることが減りました。

 

 

 

婚約者のおかげなのか年齢や経験を重ねて考え方が変わったのかは分かりませんが、確実に言えることがひとつあります。

 

 

 

私は婚約者から愛と幸せというものを教えてもらいました。

 

 

 

他人と心を通じる喜び、

愛する人に認めて貰える喜びというものを恥ずかしながら20台前半にして婚約者に教えてもらいました。

 

 

 

プロポーズした日から私は人生が薔薇色になるものだろうと思っていました。

 

 

 

職場の同僚や上司にも報告をし、仕事もガムシャラに頑張ろう、「俺の人生はこれからだ!」本気でそう思っていました。

 

 

 

そして

それから2年と3カ月後、

私たちは別れました。